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食事制限で注意するべきこと

糖尿病になると、食生活を中心とした生活に一定の制限が発生してきます。
例えば食事制限が必要になった場合、それを辛いと考える患者は多く、そうしたストレスが間食につながることがあります。
間食は血糖値を上昇させる要因になるので、看護師側としては患者の話をよく聞いたうえで対処する必要があるでしょう。

もし患者が間食をしても、そこで叱ってはいけません。
間食をした理由を聞いてみて、原因から解消することを考えることが大事です。
例えばストレスが要因であれば、間食以外でストレスを解消していく方法を考えます。
ストレスや不安は暴飲暴食につながりやすいので、糖尿病患者が感じるストレスの原因をピックアップし、それらを取り除きます。

注意したいのは、無理な食事制限をすると、他の病気を引き起こす可能性があることです。
患者が自己判断でカロリーの摂取を抑えることは糖尿病対策として重要ですが、必要以上の制限をすると栄養不良に陥るケースがあります。
そうすると身体の免疫力が低下し、さらに脳に十分な栄養が行き届かなくなることで、思考力や集中力の低下を招きやすくなります。
そのほか、十分な水分を補給できず、脱水症状になる事例も認められています。
人間にとって栄養素は必要不可欠であり、大切なのは必要栄養素を満たしながら血糖値の上昇をいかに抑制していくかです。
糖尿病は慢性的な疾患という性質から長期対策が必要になるので、治療の際は患者のストレスケアにしっかりと気を配りましょう。